• 注文の多い写真館|第1話「孤独な解体」Episode 1
  • HOME
  • 注文の多い写真館|第1話「孤独な解体」Episode 1

没入型(イマーシブ)フォト体験

注文の多い写真館

Presented by 秘めフォト

<第一話> 福岡・孤独な解体

※タップして音声をONにし、物語の予告編をご覧ください。

カメラマンは、いません。
シャッターを押すのは、あなた自身です。

▼ 追体験コミック『孤独な解体』

※スクロールして、
主人公の「メイ」にご自身を重ねてお読みください。

コミック1 コミック2 コミック3 コミック4 コミック5 コミック6 コミック7 コミック8 コミック9 コミック10

どなたもどうかお入りください。
決してご遠慮はありません。

ただし、当写真館はひどく注文の多い写真館ですから、
どうかそこはご承知ください。

※ここからは、あなたが体験する「物語」のより深い手引書です。
マンガで描かれた情景を思い浮かべながら、ご一読ください。

【第零の注文】 アペリティフと境界線

博多の夜は、週末の喧騒を孕(はら)んでざわめいていた。けれど、福岡天狼院の店内だけは、数千冊の背表紙が音を吸い込むように、ひんやりとした静寂を保っている。

仕事はミスなくこなし、人間関係も波風を立てない。誰からも文句を言われない、最適化された日々。しかし、その「完璧さ」の裏側で、彼女の内なる獣はひどく退屈していた。

「——山猫館への、招待状を」

声を潜めてそう告げると、店員は静かに頷き、血のように赤い特製スパイス・カクテルを差し出した。
『この赤い雫を飲み干し、理性のヴェールを一枚脱ぎ捨ててから、スタジオへ向かってください。歩いて十分。夜の風が、あなたを美味しく冷ましてくれるでしょう』

カクテルを一気に飲み干す。強いスパイスの香りが鼻腔を抜け、喉の奥がカッと熱くなる。指定の音楽を聴きながら夜の街を歩くこの10分間が、魔法の始まりだった。

【第一の注文】 孤独な解体

インパルス・スタジオの奥。出迎えたのは、黒レースのマスクで顔を覆った無言のスタッフ「山猫」。案内された密室には漆黒のシーツが敷かれたベッドと、一台のカメラ。

『当館には、カメラマンはおりません。外界の汚れである服を自らの手で脱ぎ捨て、黒いベッドに上がり、そのリモコンを押しなさい』

誰もいない。誰も見ていない。なのに、鼓動は早鐘のように打っていた。震える手で背中のファスナーを下ろし、深い闇のような漆黒のシーツの上に崩れ落ちるように腰を下ろす。

「……見てるんでしょ」
彼女は誰に言うともなく呟き、自らの指で、リモコンのボタンを強く押し込んだ。

カシャッ。
鋭いシャッター音が響き渡る。日常のメイが死に、「被写体」としての女が産声を上げた瞬間だった。

【第二・第三の注文】 純白の包装と、光の味付け

いつの間にか山猫によってカメラが移動された、純白のキッチン・エリア。
『見事な素材です。次は、この純白のシャツ一枚だけを身に纏いなさい』
さらに、レースのカーテンのエリアへ。
『乾燥した肌は、レンズの敵です。光の雫(オイル)を、首筋、胸元、太ももにくまなく塗り込みなさい』

シャツが透け、上気した肌に張り付く。濡れた指でボタンを押す。そこにはもう、真面目なメイはいなかった。

【第四の注文】 冷たい品評会

最も奥のコンクリート壁のエリア。鮮血のような「赤い椅子」が置かれている。
『いよいよ仕上げです。シャツを脱ぎ捨て、火照った肌をコンクリートの壁に押し当てなさい。そして、その赤い椅子で最も美しいポーズをとりなさい』

氷のような冷たさが体温を奪う。メイはシャツを床に落とし、赤い椅子に身を委ね、背中を大きく反らせた。
カシャ、カシャ、カシャ!
嵐のように自らシャッターを切り続ける。私は美しい。私を見て。私の退屈な日常を、跡形もなく食い尽くして。

【結末】 晩餐の終わりと凱旋

再び奥のベッドルームへ戻り、服を着る。その時、テレビモニターが点灯し、一時間前の福岡天狼院の防犯カメラの映像が映し出された。緊張した面持ちで『招待状を』と呟く、過去の自分。

『ごちそうさまでした。私たちが食い尽くさせていただいたのは、退屈な日常を羽織っていた過去のあなたです。あなたが自ら殻を破り、剥き出しにしたその「美しさ」こそが極上のスパイスでした。』

無敵の気分で夜の街を歩き、再び天狼院へ。合言葉を告げると、奇跡の納品物『あなたが主役のデジタル写真本』と、たった今自分が生み出した『最高の1枚』が手渡された。もう、元の退屈な世界には戻れない。

「引き出される美」と「自ら解放する美」

インパルスが提供する、2つの全く異なるアプローチ

通常の「秘めフォト」

プロのカメラマンに身を委ね、対話や丁寧なポージング指導を通じて「自分では気づけなかった美しさ」を引き出してもらうセッション。他者の目線を通した、優しくも鮮烈な極上のポートレート体験です。

没入型(本企画)

カメラマン不在の絶対的密室。誰かに委ねるのではなく、自らの意思で「退屈な日常」を脱ぎ捨てシャッターを切る。内なる狂気と本能的な美しさを自ら解放する、究極の自己超越体験です。

▶︎ あなたは今、この物語の中にいます
【光と影のコントラスト】

「受動」と「能動」。どちらの扉から開けても構いません。

他者の目に映る客観的な美しさ(秘めフォト)を知り、
密室で自らの殻を破る狂気(注文の多い写真館)を知る。

相反する2つの撮影を経験した時、
あなたは本当の意味で「完全に新しい自分」へと生まれ変わるはずです。

※本企画のために導入された「遠隔・全自動追従システム」により、
カメラマン不在の完全密室でも、プロ同等のハイクオリティな撮影が可能になりました。

物語の世界への、
チケット購入の時間です。

より濃い魔法をかけるため、
1日限定6名様の完全予約制となります。
(※1回の時間帯に1名様のみ対応)

STANDARD PLAN〈福岡編〉

¥33,000(税込)
4月11日(土)午後 (※時間はメールでお知らせします。その時間にまずは天狼院書店「福岡天狼院」におこしください。)
  • イマーシブ体験一式(約80分)
  • 始まりの特製スパイス・カクテル
  • 【手渡し】最高の1枚(プリント)
  • 【データ納品】あなたが主役のデジタル写真本
  • 【データ納品】SNS用シネマティック動画(15秒)
  • 【データ納品】採用写真データ(高画質JPG 5枚)+その他良質データ(20枚程度)
チケットを購入する

👑 VIP PLAN〈福岡編〉

¥55,000(税込)
4月11日(土)午後 (※時間はメールでお知らせします。その時間にまずは天狼院書店「福岡天狼院」におこしください。)
  • STANDARD PLANの全ての内容
  • 【データ納品】体験者モデルの『注文の多い料理店』スペシャルポスター
  • 【物理ZINE後日郵送】デジタル写真本をアートブックとして製本
VIPチケットを購入する

※カメラマンは遠隔で対応し、現地はすべて女性スタッフ(山猫)が対応いたします。ヌードの強要はありません。ご自身が最も美しいと思える境界線でシャッターを切ってください。ただし、ほとんどの方はトップまでは脱がれます。